アーメン

先日、初めて教会に行ってみました。

結婚式とかでは行ったことありましたけどね。



以前から興味はあったんですが、神社やお寺と違って、どうもお気軽に入れるとこでは無かったもんで。
友人からの紹介で、クリスチャンの方と知り合う機会があったので、勉強会などに連れて行ってもらいました。






まず、神父様による勉強会に参加。
3〜4人程度で、神父様による聖書などを用いての勉強会。

まあ、わかりやすく説明してくれるんですが、元々が聖書について無知なもんで、いまいちピンと来ないことが多い。
もっとわかるようになってくると面白いんでしょうね。

神父様は外国の方ですが、日本語は堪能。
とある女子大の教授だったり、皇室の方の先生だったりするらしいです。



その後、ミサに参加させてもらった。



なんだかよくわからんくて、見よう見まねでお祈りしたり讃美歌歌ってみたりお祈りしてみたり讃美歌歌ってみたり。
最後に神の祝福を受けて。

貴重な体験でした。

一口にキリスト教と言っても、カトリックやらプロテスタントやらいろいろあるみたいですね。

私がもつ教会のイメージは、十字架にはりつけにされたキリストの像というもの。

私が今回お邪魔した教会には、キリストがどこにもいない。
マリア様しか居ませんでした。
それもまた興味深かったですね。






日本人は、よく宗教観の薄い人種だとか言われます。

しかし、よくよく考えてみると、お正月には初詣に行ったり、お盆にはお墓参りに行ったり。
子供の頃には七五三にも行ったりしてるし、身内の方が亡くなった時には、坊さんを呼んでお経を読んでもらったりしてますよね。

ある特定の宗教を信仰しているという方は少ないかもしれませんが、何気に、普段から宗教的なものを身近に接しています。
お祭りの時のお神輿も、神様が乗るものだし。


海外の国の宗教観と違って、一神教で、他の宗教を認めないという価値観では無く、日本には八百万の神という言葉がある。

日本人にとっての神は一人では無い。
一口に神社と言っても、それぞれの神社に祭られている神はそれぞれ。
お寺もしかり。

神仏習合と言って、元々日本の神様が、仏教などの神様と習合して、姿を変えたものも多い。

たとえば、大国主神はインドの神、マハーカーラと習合して、大黒様と呼ばれるようになったり、弁財天なんかもそう。

日本人は他の宗教などを排除することなく、うまく取り入れて仲良くやってきた歴史がある。
まあ、その後、明治期で神仏分離という政策が取られて混乱した歴史もあるらしいですが。
長くなるのでここでは語りませんけど。


大部分の人は、自分は無宗派無宗教だと思っていますが、実は、自分達なりの宗教観で生きてるのだと思う。
それが自分達の宗教では無いのでしょうか。


日本神道も仏教もキリスト教をも受け入れる日本人。

それはそれで素晴らしい宗教観だと思います。